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シルク下着の素材の効能(保湿・吸脂性)

シルク下着の素材の効能(保湿・吸脂性)

皆さん こんにちは。

今日はシルクの効能の「保湿性」「吸脂性」についてお話したいと思います。

保湿性の秘密は繊維内の空間にあり

吸水性があって放湿性があるのに保湿性があるなんて信じられませんよね。

でも私の体験でもコットンに比べて冬場で空気が乾燥した状態でも肌はカサカサではなくしっとりした感じになります。

シルクを糸にする時に大事な工程で「精錬」という表面のセリシンを取り除き中身のフィブロインだけにする工程があります。(精錬に関しては こちら→ シルク素材の効能(抗菌・防臭)

そのフィブロイン自体が多孔性(穴がたくさんある)であり、加えてシルクはかなり細い糸を何本も撚り合わせたものなので糸と糸の間にもたくさん空間ができています。

この事により多くの空気や水分を含みます。つまり水分を吸っても適度に水分を繊維中に残し、空気も含むことから お肌をパックして水分逃がしにくくしているわけです。

保湿効果により体温を逃しにくい

お肌をパックしているわけですから 当然吸湿すると暖かくなります。つまり寒いところでシルク下着を着ると暖かく感じます。

当店で使用している5Aランク生糸での生地は決して厚みがあるわけではありません。リブ生地であれば適度に透けるほどの薄さです。(しかしペラペラじゃないので安心してください。)

着たすぐは少し冷感を感じる時もありますが着てしまえば全く冷たくなく、ウソでしょ?っていうぐらい、暖かく感じます。

冬山登山愛好家の中ではシルクの下着は重宝しているようです。汗をかいても余分な水分は衣類に残らず冷えないし、保湿パック効果で温かいと評判のようです。着心地もスベスベで気持ちいいですしね。

じゃ吸水性や放湿性はどうなるの?

パックのような保湿性があるなら前に言ってた吸水性や放湿性はインチキですか?

いえいえ、ちゃんと吸水・放湿性もありますからご安心ください。

先程申し上げたように、フィブロインは多孔性の物質なので通気性や透湿性はあります。しかし過剰に吸水されると どんな繊維でも外に放出されます。シルクは特にその性質が顕著に現れます。

しかし 余分が出たら後は空気や微量の水分が残るのでパック状態になります。すなわち保湿される、またたくさん汗をかけば放出される、そして適度に水分が残る と行った具合になる訳です。

なのでお肌はいつもしっとり保湿されるというわけです。

セリシンの成分の方が保湿や保水性に優れる

生糸を精錬する際に全部落としてしまう表面をおおっているセリシンと言う物質を覚えてらっしゃいますか?(お忘れの方は後でご一読を→ シルク素材の効能(お肌への優しさ編) )

中身のフィブロインと同じタンパク質ですが、実はこのセリシン、化粧品業界では保湿や保水に優れていてとても人気のある物質です。

シルクを精錬したあとに出るセリシンを取り出してクリーム状にしたり液状にしたりしてこれを化粧品の成分として活用されています。

じゃなんでこの優れたセリシンを衣料品 特に下着では使わないのか?前にも申し上げたようにこのセリシンが糸に残るととても硬くシャリシャリするし、きれいな色にも染まりません。お肌には良い物質なのですが衣料品には不向きな物質というわけです。

フィブロインはどちらかと言うと通気性や透湿性に優れている物質です。しかし衣料品として使うならこのフィブロインだけでも十分に保湿性を体感できるということです。

フィブロインの多孔性は吸脂効果もある

フィブロインが無数の穴がある多孔性の物質であることは先程お話しました。その多孔性により脂分を吸着しやすい性質であることを東京農業大学の長島先生が研究されています。

引用:『シルクの知られざる力!~千年先を守る研究~』

この事により 身体から出る皮脂も吸着しやすいと言うことになります。

かつて 私も悩んでいた背中やおしりのぶつぶつ、ニキビにこの吸脂性は大変効果的だということです。

ニキビは皮脂がたくさん出ることにより雑菌が付き化膿して炎症を起こすわけですからこの様な悩みの人は少しでも皮脂は抑えたいところです。ただし水に比べて脂は粘度もありますし 水分のように衣類の外に出すことまでは難しいと思います。

ですが他繊維に比べると吸着性は高いので一定の効果は得られると思います。

それに 抗菌性や保湿性、肌との摩擦が少ないとなれば ぶつぶつお悩みの方には結構嬉しい効能がたくさん揃って嬉しくなってしまいますね。

ただニキビ対策をお考えの方は着用後は必ずきれいに下着を洗ってくださいね

まとめ

シルクの保湿性についてはこんなところです。

  • 繊維の中にできる空間に水分と空気が含まれやすい
  • 保湿効果により体温も逃しにくい
  • 吸水性、放湿性も兼ね備える
  • セリシンは保湿・保水に優れるが硬くて下着には向かない。
  • フィブロインには皮脂を吸着する性質もある。

いかがでしたか。こんなエアコンのような繊維が自然界に実際存在すると思うと本当にすごい繊維だと思いませんか?

だけど 何度も言うように誤った情報も多いのでその点だけはくれぐれもご注意ください。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

お店にも是非お越しください。

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