シルクショーツの「フリーサイズ」にご注意!
本当に良いシルク下着を皆様に買っていただきたい。
そんな思いから今日もお役立ち情報をお届けいたします!
本日はシルクショーツによくある「フリーサイズ」についてお話したいと思います。
シルクだけに関わらず、私達シルクチュールではショーツにおける「サイズ」は最も重要視するポイントです。
当店ラインナップを見ていただければ ことショーツに関しましてはフリーサイズのものは一切ありません。
フリーサイズのショーツは はっきり言っておすすめしません。
その理由をこれからお話していきますね。
下着メーカーの都合でしかない
フリーサイズのショーツが作られている理由で一番多いのがこれだと思います。
簡単に言えば下着メーカーが横着をしているってことです。
サイズを増やす=在庫が増える=経費が増える。
だから1サイズ展開にすると 経費が抑えられるんです。
私も経営者のはしくれなので経費を抑えたい気持ちはわかります。
しかし、何のためにサイズが必要なのかということを忘れてはいけないと思うんですよね。
サイズって人それぞれ体型が違うから大きさを変えるんです。
楽に着るアウターやレギンスなら多少ルーズでも良いかもしれませんが、肌に一番近い下着がルーズだとどうでしょうか?やっぱり、気持ち悪いですよね。
だから 「サイズ」は横着したらダメなんです。
もし横着じゃないと言うなら それこそ下着づくりがわかっていないということなのでそんな所では良いものなんて出来るはずがありません。
素材の伸びに頼るので「違和感」が残る
フリーサイズは「大は小を兼ねる」の発想なので伸びが良い素材でないと出来ません。
当店のショーツのようにサイズごとに型紙からきちんと設計されていないので素材のフィット感だけで体に合わせようとします。
結果的にゴムで調整したり、生地に伸縮素材を入れたりしないといけないので、ジャストサイズの人以外はどこかに「違和感」が出てきます。
この「違和感」が気持ち悪い原因なんです。
Mサイズの人がLサイズまで対応のフリーサイズを着ると絶対にフィットしない箇所が出てきます。
L→Mでも同じでこれが「違和感」になります。
結局 間を取った中途半端なサイズなので「違和感」を引きずることになります。
若いうちは構いませんが 歳を取るとこの「違和感」でかゆみなどのお肌トラブルが発生することにもなります。
お肌に優しいシルクショーツがこれでは本末転倒です。
いつもお肌に触れるショーツこそきちんと体に合ったものを選びたいものです。
シルク100%は伸びない
先程の素材の伸びに関連してですが、シルク素材自体には伸びは期待できません。
生地がニット生地であっても ストレッチ素材を入れない限り素材のキックバックがありません。
(キックバックとは業界用語で引っ張った生地が戻る反発力のことを言います。)
シルク100%のフリーサイズショーツは生地自体のキックバックが無くウエストや足回りにゴムを入れてフィット感を出すしかありません。
結果的に生地の部分がダブついたり伸びてしまったり、ウエストゴムが緩かったりきつかったりして着用感の悪いショーツになってしまいます。
体にあったサイズのショーツを選びましょう
いかがでしたか?
いくら伸びが良くてもフリーサイズは万人受けするものではありません。
しょせん無理のあるショーツなんです。
よく使用例で「ここまで伸びます!」というアピールをしている所がありますが、それだけサイズを軽視している証拠。
販売する者がそれぞれの着用感なんて考えず 小さい人から大きい人まで一つのサイズで済ませたいだけです。
下着を作っているものからすれば 1サイズで済ますほど楽なものづくりはありません。いわば手抜きですからね。
当店も決してサイズ展開が多いわけではありませんが「大は小を兼ねる」発想はありません。(デザイナーのこだわりでもあります。)
手間は掛かるけど 当たり前のことをきちんとやっていかないと 履き心地の良いショーツなんて生まれませんからね。
これからも丁寧で正直なものづくりを心がけていきます。
皆様も 決して安くないシルクショーツを選ばれる時、「フリーサイズ」のショーツにはくれぐれも注意してくださいね。
特にシルク100%表示のフリーサイズショーツには気をつけてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
きちんとサイズ設計されたシルクチュールのシルクショーツも是非御覧ください!