シルク下着を効果・効能で選ぶ時の注意点
シルク下着がメジャーになり、いろんなシルク下着が出てきて、一体何を基準に選べばいいの?そう思われている方はたくさんいらっしゃると思います。
シルク下着の「お肌に良い」とか「保湿性が高い」などのシルクの効果・効能ももちろん一つの判断基準になりますよね。
でも中には「こんな効果・効能なんてないよ!」と言うものもあるので要注意。
個人の感想ではなく正直にご説明していきますのでどうぞご安心ください。
よくあるシルクの効果・効能とは
シルク下着の場合 効果・効能でよく書かれていることと言えば
- 抗菌防臭効果があり、臭くならない
- お肌に優しく アレルギーの方でも大丈夫
- 吸水性があって汗をよく吸ってくれる
- 保湿性があって冬でも暖かくお肌が乾燥しない
- UVカット効果がある
- デトックス(毒出し)効果がある
- 冷えとり効果がある
ざっとこんなところでしょうか。事の真意はさておき、繊維原料でこれだけの効果があるなんてさすがシルク!って思ってしまいます。
でも 上記にも全く根拠のないものやオーバーな表現もあるので注意は必要です。
衣料品の場合シルクの薬の効果は期待できない
シルクの下着を着ればまるで下着が薬のように体の悪いところが治る様な記述を見かけることがありませんか?
こういう記述はほぼインチキです。下着に限らず衣料品のシルクには薬の効果はほぼ期待できません。
例えばアトピーの方がシルク下着を着ると痒みがなくなるという話はよくあります。
しかし あくまでシルク下着にかゆみの原因になるものが少ないというだけでアトピーの根本治癒をしているのではありません。治療はやはりお医者さんじゃなければできません。
中にはアトピー対策としてシルク下着を着用されて 長い年月を経て体質が改善されてアトピーが治ったというケースはよく耳にします。
でもシルク下着がアトピーを治しているわけではなく、その人がお医者さんで根気強く治療され、そのサポート役としてシルク下着が手助けをしたということです。
「アトピーや皮膚炎が治ります」などと断言するところはもちろん、前置きなしに「アトピーに効果があります」でも正直なところ薬事法上では微妙な表現です。
「効果」という表現だけでなく、アトピーの人の事を思うなら根拠を丁寧に説明しなければいけません。
もし根拠もなくお薬のような効能が書かれていればそれは要注意!きちんと薬事法に沿ったものなのかチェックする必要はあります。特に「あくまで個人の感想です」と書かれているのは気をつけてください。これは薬事法からの逃げ口上の可能性が高いです。
ちなみにサプリや化粧品などに使われるシルクを加工した原料に関しては私は専門外なのでわからない為、ノーコメントとさせていただきます。
あくまで衣料品に関してシルクに薬効果は期待できないとお答えしておきます。
しかし、他の繊維には見られないほど効能は多い
シルクに薬効は期待できないと言っても これほど効果・効能がたくさんある繊維は他に類を見ません。
まして 人類が創造したものでなく、天然繊維として存在するものなのでシルクの価値はプレミアムなものだと言えます。
私はかつて糸のメーカーに在籍していましたが 化学繊維メーカーが追い続けた糸がシルクだった事は紛れもない事実であります。
それが人絹(じんけん)とよばれたレーヨンであったり、ポリエステルやアクリルの長繊維という糸として今も存在しています。
しかしどれも全ての効果・効能まではシルクに追いついていません。生物が積み重ねてきた神秘的な歴史に人類はまだまだかなわないということかもしれません。
今回は シルクの効能についての紹介だけになってしまいましたが 次回以降は効能一つ一つについてわかりやすくご説明していきたいと思います。
とりあえずシルク下着に薬効はないということだけは覚えていただければと思います。
いずれにしてもシルクは素晴らしい繊維には違いないので 今後 医学的根拠が確立された新技術が出て来るかもしれません。ぜひそれに期待しましょう!
大事なことは誤った情報に惑わされない事!です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
最後にちょこっと宣伝。
シルクは高級5A生糸のみを使用。お肌に優しい下着ショップシルクチュールにもぜひお立ち寄りください!