敏感肌におすすめのインナーとは?
お肌が敏感で下着を選ぶのに苦労されている方、本当に大変だと思います。
敏感肌と言っても加齢によるもの、アレルギー、アトピー、乾燥肌などお悩みは人様々。
なので今回は敏感肌の方におすすめの下着の選び方をアドバイスすることにいたします。
肌と下着の摩擦
敏感肌には「天然繊維」や「縫い目が無い」下着を選べ。と言うのが世間一般論です。
しかし、いろいろな敏感肌があるのでこの考えは少々乱暴かなとも思います。
ひとつ言えるとしたら肌に下着が触れなければ問題ないと言うことだけです。
でも裸でいる訳にはいかないので、まず肌と下着の摩擦を減らす事を考えてみましょう。
毛羽の少ない素材を選ぶ
毛羽の少ない素材といえばサテンのようなツルツルの生地を想像されるかもしれません。
しかし、そうではなく生地を構成している糸に毛羽が少ないかどうかがポイントです。
毛羽が少なければ体毛や乾燥肌に引っかからず、お肌に刺激を与えにくくなります。
ではどのような素材が引っかかりにくいのか、次にお話していきます。
繊維長の長い素材
専門用語で「長繊維」と呼びますがシルク、アクリル、ポリエステルがあります。
これら一本の糸が何千メートルもある長~い繊維で作られた糸なら毛羽立ちません。
また、長繊維ではありませんがコットンでも繊維長の長い「超長綿」があります。
こちらも長い繊維をクシがけしながら整えて糸にするので毛羽はかなり少ないです。
毛羽を抑えた綿素材
コットンは「短繊維」のため毛羽立ちやすいので毛羽を抑える加工方法が存在します。
【シルケット加工】
コットン糸や生地を引っ張りながら苛性ソーダをかけると毛羽を抑えることが出来ます。
そうすることでシルクのようにツルツルになり光沢が出て滑らかな肌ざわりになります。
もちろん、薬剤は綺麗に落とされ生地に残留しませんので人体には影響はありません。
【ガス焼き加工】
こちらはコットン糸を高速で火の中をくぐらせ表面の毛羽を焼いてしまうというもの。
こちらもツルツルで光沢が出て、肌ざわりがとても滑らかになります。
天然繊維中心に選ぶ
毛羽の少ない素材を選んだらなるべくシルクやコットンなど天然繊維を選びましょう。
アレルギー反応が少ないことだけでなく静電気も起こりにくいのでおすすめです。
乾燥する敏感肌には保湿効果の高いシルクがおすすめですが少々お値段も高いです。
その場合は保湿成分シルクプロテイン入りのコットンなども安価でおすすめです。
汗などの湿気に敏感な方はシルケット加工のコットンを選ぶと爽快です。
天然繊維の注意事項
シルクを選ばれるなら長繊維ではない「絹紡糸」に注意。紡績糸のため毛羽があります。
長繊維である「生糸」のものをお選び下さい。5Aランク以上のものがおすすめです。
オーガニックコットンに注意。オーガニックとは綿花の無農薬栽培のことです。
実際 毛羽があるものがほとんどです。オーガニックでも超長綿以上をお選び下さい。
オーガニック以外は確かにサステナブルでないですけど、人体に影響はありません。
縫い目が扁平なもの
アンケートを実施した所、縫い目が立っているもの以外はあまり気にならないそうです。
柔らかい縫い糸にし、フラットに縫っててあるものなら肌への引っかかりも少ないです。
シームレス下着は体にフィットさせるためポリウレタンを使っているものが多いです。
蒸れやすく、静電気も起こりやすく化学繊維アレルギーの方にはおすすめしません。
フリーサイズは選ばない
フリーサイズは多サイズを揃えたくないメーカー側の都合によるものが多いです。
サイズが合ってなくて肌に不快感を感じてしまってはせっかくの敏感肌対策も本末転倒。
自分の体にあったサイズをきちんと選びましょう。
洗濯後のすすぎを十分に
買った後の対策も大事。洗剤が衣類に残らないように十分にすすいで落として下さい。
意外とこれが原因で肌に刺激を与えてしまう場合が多いので注意して下さい。
まとめ
敏感肌におすすめのインナーを選ぶ時のまとめを書いておきます。
- 肌と下着の摩擦の少なさを考える
- 毛羽の少ない長繊維や超長綿、シルケット加工のコットンなどを選ぶ
- シルクやコットンなどの天然繊維を選ぶ
- 縫い目が立っていない扁平なものを選ぶ
- フリーサイズを選ばず体に合ったサイズのものを選ぶ
- 買った後も洗濯後のすすぎを十分に行う
以上 敏感肌の方が下着を買う時に参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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